拍手御礼

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03

「畜生、頭に来るな、あいつ」
「もうあきらめようぜー、カイナッツォ。別にあいつじゃなくともいいじゃねえか」
「そりゃそうだけどよ」
「それか、俺思うんだけど、ああいうプライドの高い奴は、いちいちチクったりしねえんじゃね?」
「ああ?」
「だからゴルベーザ様に知られることなく、意外とうまくいくかもしれねえぜ。力は俺たちの方が強いんだし」
「なるほど、この間は邪魔が入ったし、仕切り直しといくか。クカカカカカ」
「フシュルルルル」


「カインちゃあーん」
「またおまえらか……ふざけた呼び方はやめろと言っただろ」
「つれないこと言わないでさー、一緒にあそぼうぜー」
「おまえらを相手にしてるヒマなんてないよ。ばかばかしい」
「あらら、カインちゃん、ゴルベーザ様の威光を笠に着なきゃなんにもできねえのー?」
「貴様!」
「はいはい、カインちゃん、意外とシンプルだな。暴れない、暴れない」
「俺にさわるな! 離せ!」
「おとなしくしろ、この野郎」
「スカルミリョーネ、やさしく、やさしく。後のお楽しみのためにな」
「おっと、そうだった」


「ほら、入れ」
「連れてきたぞ、バルバリシア」
「あら、いらっしゃい」
「……おまえら、なんのつもりだ!」
「だから一緒に遊ぼうぜ。四人で」
「……」
「ルビカンテの奴、打てねえんだよ」
「三人打ちも飽きちゃったしねー」
「おまえ、できるだろ?」
「……あ、遊ぼうって、麻雀!?」
「え、なんだと思ってたんだ?」
「いやーねー、カインたら」
「ええええ!」









08/05/07〜08/06/22
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